[原子力産業新聞] 2002年1月24日 第2121号 <2面>

[資源エネルギー庁] 来月東京で「国民会議」

エネ問題で知事ら討論

経済産業省資源エネルギー庁は来月9日に、東京都江東区有明の東京ビッグサイトで「エネルギー・にっぽん国民会議 in 東京 −21世紀のエネルギー・私たちの選択−」を開催する。

エネルギーを供給する地域と大量に消費する地域、双方の住民らのエネルギーに対する意識に焦点をあてた議論を展開する中で、国民1人ひとりがエネルギー問題を真剣に考えるきっかけにしてもらおうというもの。

会議は2部構成で、第1部では、平沼赳夫経済産業大臣、木村守男青森県知事、平山征夫新潟県知事、石原慎太郎東京都知事が参加してパネル討論を行う。続く第2部は、消費生活アドバイザーの碧海酉癸氏、ジャーナリストの蟹瀬誠一氏、河瀬一治敦賀市長、神田啓治京都大学大学院教授がパネリスト参加。総合コーディネーターは評論家の木元教子氏がつとめる。

エネルギーという特定のテーマで国が主催する場に大臣や知事らが顔をそろえるのは初めて。主催者資源エネルギー庁の関係者は「広く一般の方々に注目してもらいたい。消費地と生産地の相互理解が必要と言われるが、この会議を通じて、まずエネルギー問題への意識を高めてもらうことが大事」と話している。


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