[原子力産業新聞] 2002年2月14日 第2124号 <3面>

[米デューク・エナジー社] エンジニアリング・サービス部門を売却ヘ

米国の複合エネルギー企業であるデューク・エナジー社は1月31日、同社の各種事業やポートフォリオ、資源などをエネルギーの卸売市場およびその顧客と一層緻密に連携させていくため、同社のエンジニアリング&技術サービス部門(DE&S)をフランスのフラマトムANP社に売却することになったと発表した。

同社のB.ウィリアムソン最高経営責任者(CHO)によると、同社はこれまで30年間にわたってフラマトムANP社と緊密な協力関係を築いており、「1250名のDE&S従業員がエンジニアリング・サービス分野では世界のリーダー的立場にある企業でキャリアを継続できることは非常に喜ばしい」とコメントしている。売却手続きは今年の第二4半期中に完了する計画だが、詳細はすべての手続きが済み次第明らかになる予定だ。

なお、DE&Sの配電サービスなど、2分野については売却対象となっておらず、同社は「デューク・エナジ一-エナジー・デリバリー・サービス社」を設立して今後も継続して広範囲な配電サービスを顧客に提供していくとしている。また、米国エネルギー省(DOE)から請け負ったサウスカロライナ州サバンナリバーサイトでのMOX燃料製造施設(MFFF)建設計画における主導権はこれまでどおりデューク・エナジー社が握ることになる。


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