[原子力産業新聞] 2002年3月7日 第2127号 <2面>

[経済産業省] 炭酸ガス固定化でワークショップ

経済産業省は14日午後1時半から東京・千代田区の経団連会館でワークショップ「エネルギー環境二酸化炭素固定化・有効利用プログラム〜二酸化炭素分離・回収、隔離、固定化・有効利用技術の構築〜」を開催する。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)との共催。次年度から開始予定の「エネルギー環境二酸化炭素固定・有効利用プログラム」について広く議論するため開催するもの。

地球温暖化に対して最も影響が大きいとされる二酸化炭素の大気への放出を抑制するために、経済産業省では、「エネルギー環境二酸化炭素固定・有効利用プログラム」を次年度から開始することになった。このプログラムでは、発電所や工場などの大規模排出源から排出される二酸化炭素を効率的に回収し、これを地中や海洋中へ隔離したり、または、化学品などの有用物質に変換して利用する技術開発を促進することが目的。ワークショップでは、地球温暖化防止に向けた政府の取り組み状況と同プログラムの位置付け、及び技術開発への方向性等を、有識者を交え議論を行う予定。


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