[原子力産業新聞] 2002年3月7日 第2127号 <3面>

[ロシア原子力学会] インドのクダンクラム原発 今月末着工へ

ロシア原子力学会が2月18日付けで伝えたところによると、ロシアとインド両国の原子力当局は同月12日にモスクワで契約調印し、インドのクダンクラム原子力発電所用にロシアが100万キロワット、VVER2基分の原子炉構成機器を供給することが正式決定した。これを受けて、ロシアは3月31日にも同発電所の建設工事を開始することになったとしている。

イズホラ社など大型機器製造会社を含むロシア企業約300社が同プロジェクトに参加すると伝えられている。

両国が同発電所の建設に関する最終覚書を結んだのは、プロジェクトに着手後13年経過した昨年11月のこと。発電所サイトの予備的な基礎工事は現地設備の整備とともに完了しており、インフラ作業も概ね済んだと言う。1、2号機の運転開始はそれぞれ2007年と2008年に予定されており、総建設費は25億ドル(3325億円)と見積もられている。


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