[原子力産業新聞] 2002年3月14日 第2128号 <2面>

[日本原子力学会] 27日から神戸で学会春の年会

日本原子力学会は27日から29日までの3日間、「2002年春の年会」を兵庫県神戸市の神戸商船大学で開催する。

初日には午後2時から原子力委員会、続いて3時から原子力安全委員会との交流セッションが行われる。また招待講演として、「原子力安全の政策科学−プルサーマルについて」を鈴木篤之東大教授が講演を行うほか、2日目に「核融合の研究開発に想う」と題して藤家洋一原子力委員会委員長が講演する。

また総合報告として、原子力による水素生産の可能性、革新的な小型炉システム、ロシア余剰核兵器解体プルトニウム処分の、計3つのテーマがとりあげられる。

このほか、原子力青年ネットワークのパネルディスカッション「原子力・将来のために今すべきこと−若手の考える問題点と解決案」や、高レベル廃棄物処分施設立地等の問題をめぐって議論する社会・環境部会のチェインディスカッション「原子力施設の立地という問題を考える」が行われる。

また専門分野の学術報告も3日間の開催期間中に多数報告されることになっており、原子力分野の研究状況が網羅的に報告、意見交換される予定。発表件数は770件以上にのぼる。


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