[原子力産業新聞] 2002年3月21日 第2129号 <4面>

[AABE] 原子力開発・再認可を支持

「エネルギーにおける米国黒人協会」(AABE)は昨年9月、議会の黒人市民運動家グループの意見に賛同するグループの1つとなった。同協会の会長を務めるルーフス・グラドネイは、エネルギー産業が大混乱していることを知っているとした上で、「また私たちは、アフリカ系アメリカ人をはじめとしたマイノリティのニーズと心配も知っている」と語っている。

この協会は、下院が昨年8月に承認したエネルギー政策法案の分析を行ったが、それに基づき議会に対し法案の修正を行うよう働きかける意向である。

グラドネイは、「私たちは、それが経済発展を支えることになる、エネルギーの開発を促すための適切な政策と体制を必要としている」と語っている。

同協会による分析では、米国のエネルギー政策の柱として原子力発電を拡大することを支持しており、「AABEは、環境に優しい開発と原子力発電所の再認可を支持する。AABEはとくに、核廃棄物の深地層貯蔵所について決断を下すことを支持する。常に不確実性は存在するので細心のモニタリングが必要だが、公衆の健康保護は廃棄物を1か所のサイトに貯蔵することによって達成される」と指摘している。


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