[原子力産業新聞] 2002年4月18日 第2133号 <3面>

[スペイン] 原子炉の出力増強を計画

スペインのイベルドローラ社か先月半ば、コフレンテス原子力発電所 (102万5,000kW、BWR) の出力を5.8%増強する申請を原子力安全当局 (CSN) に提出していたことが明らかになった。

CSN ではこの申請を受けて、来月、100項目にも及ぶ出力増強試験の監視にあたる予定。結論は6月に出る見込みだが、申請が認められれば同発電所の出力は108万kW台に達することになる。

現在スペインでは9基、779万8,000kWの原子炉が稼働しているが、このうちコフレンテス発電所を含めて8基までがすでにこれまでに1回は出力を増強。8基の合計で51万8,800kW分を増強した計算だが、同国の原子力産業界としては今後数年間のうちにさらに29万1,000kW分出力を増加させる計画だという。


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