[原子力産業新聞] 2002年4月25日 第2134号 <3面>

[中国] 秦山第二が商業運転を開始

【北京4月17日発新華社=中国通信】中国の泰山第二原子力発電所の1号機は15日午前零時に商業運転を開始。同炉はその後17日に国の定める68時間の試運転確認検査に合格している。

核電秦山運営有限公司の李永江社長によると、泰山二期工事では60kW 級 PWR 2基の建設を予定しており、投資総額は148億元、設計寿命は40年だという。同発電所の技師長は、「第二原発は高い安全性と経済性を有しており、炉の設計理論値と実測値は非常に近く、原子炉の国際水準に達している」と指摘。一部の性能については原子力先進諸国が将来の開発計画のためにまとめた要求水準に近づいたとしている。1kW当たりの工費も1,320ドルで「すでに完成あるいは建設中の諸外国のどの原子炉よりも安い」と強調した。


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