[原子力産業新聞] 2002年5月9日 第2135号 <1面>

[原産] 向坊隆氏が世界原子力功労賞受賞

日本原子力産業会議の向坊隆特別顧問はこのほど、国際原子力学会協議会(INSC)から「INSCグローバル・アウォード(世界原子力功労賞)」を受賞した。

世界各国の原子力学会で構成されるINSCは1994年に同賞を制定。INSCの精神に基づいて原子力平和利用の普及発展のため世界的な貢献を果たした学会員などに授与されるもので、向坊氏は3人目の受賞者となる。過去には、H・ブリックス元国際原子力機関(IAEA)事務局長(1998年、第1回受賞者)とM・マンツィング元米国原子力学会会長(2000年、第2回)が受賞している。

4月25日に東京都内で開かれた授賞式には、同協議会の李昌健会長やG・スピタルニック次期会長、住田健ニ日本原子力学会会長、藤家洋一原子力委員長、松浦祥次郎原子力安全委員長ら関係者が多数出席し、向坊氏の受賞を祝った。


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