[原子力産業新聞] 2002年5月23日 第2137号 <3面>

[米・NRC] MOX施設建設計画進展

米国原子力規制委員会(NRC)は2日、サウスカロライナ州サバンナリバーのエネルギー省(DOE)サイト内 に建設が計画されているMOX燃料製造施設(MOX FFF)の安全評価報告書(SER)案を4月末日に発表していたことを明らかにした。

これはDOEから同施設の建設を請け負ったデューク・コジェマ・ストーン&ウェブスター(DCS)社が昨年2月に提出した建設許可申請(CAR)の情報を審査した結果出されたもの。DCSは今後、CARを補足する追加情報文書を今年10月までにNRCに提出することになっており、NRCとしてはその評価を終えてから来年4月にSERの補足文書を公表する。最終的なSERはさらにその後になると見られている。

MOX FFFの建設は核兵器の解体から出るDOEの余剰プルトニウムを商業原子炉用のMOX燃料に転換するために米国が計画している。


Copyright (C) 2002 JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. All rights Reserved.