[原子力産業新聞] 2002年6月6日 第2139号 <2面>

[サイクル機構] ふげんが原子炉を再起動

核燃料サイクル開発機構は3日、燃料集合体のひとつに漏えいがみられたため4月21日に停止していた新型転換炉ふげん発電所(ATR、出力16.5万キロワット)の原子炉を起動し、調整運転を再開した。今年1月から第17回定期検査入りして定格出力で調整運転中だった4月21日に排気筒ガスモニタ指示値が上昇していることが確認されたことから、同日中に、原子炉を手動で緊急停止したもの。翌22日からの漏えい燃料集合体の特定調査を行い、一体の燃料集合体からの漏えいが確認されたため、残りの燃料集合体に漏えいのないことを確認のうえ、漏えいした燃料集合体については別のものに交換した。


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