[原子力産業新聞] 2002年6月20日 第2141号 <2面>

[中部電力] 浜岡1号の漏えい 部取替工事開始

中部電力中部電力は14日、浜岡原子力発電所1号機の制御棒駆動機構ハウジング部からの漏えいのあったハウジングとスタブチューブの取替について経済産業相からの工事計画認可を得た。

同社は先月14日に、耐食性を向上させた材質のものに取り替えるため「工事計画認可申請書」を提出していたもので、同日から工事を開始した。制御棒駆動機構ハウジング貫通孔スタブチューブの材質を従来のASME−SB166(インコネル600相当)からニオブ添加のNCF600−B(インコネル600相当)に取り替えるほか、制御棒駆動機構ハウジングには従来のSUS304相当からSUSF316に取り替える。

溶接部についても耐食性に優れた材料であるインコネル82相当を使用する。


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