[原子力産業新聞] 2002年 7月 4日 第2143号 <1面>

[ENS] 10月に仏でENC02

欧州原子力学会(ENS)が主催し今年10月6日から9日の日程でフランスのリール市で開かれる「European Nuclear Conference(ENC)」のプログラムがこのほど明らかになった。

ENCでは毎回、欧州を中心として米国やアジアなど各地域の原子力産業界や政界、官界からトップレベルが参加して、技術開発や政治、ビジネスといった観点から原子力を包括的にとらえた発表や意見交換を行っている。

今回ENCでは、新たに”European Energy Event”と呼ばれる討議の場が設けられたことも注目点。欧米や我が国から産業界や関係機関の首脳クラスが多数参加して、エネルギー消費、持続可能な開発、安全規制といった議題で議論を繰り広げる。このほか、原子力発電、燃料サイクル、廃棄物処理処分、デコミッショニングなどをコスト削減の観点から捉えた技術セッションに加え、科学セッションや原子力展示会も催される。

今年のENCは経済協力開発機構原子力機関(OECD/NEA)をはじめ、米国原子力学会(ANS)、米国原子力エネルギー協会(NEI)のほか、日本原子力産業会議が協賛していて、原産会議のホームページでもENC2002に関する詳細情報が公開されている。


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