[原子力産業新聞] 2002年8月22日 第2149号 <5面>

[東京電力] MOX導入「状況みて判断」

東京電力は10日から柏崎刈羽原子力発電所3号機(BWR、出力110万キロワット)の定期検査を開始した。46日間の停止期間を予定している。今回、原子炉本体はじめ主要な設備の点検検査を実施するほか、定期検査中に燃料集合体の取替えとして、764体中168体を取り替える。MOX燃料の今定期検査での採用について東京電力は、「プルサーマル計画への地元のご理解を得るべく引き続き努力し、その状況を踏まえた上で、MOX燃料の装荷時期までに判断する」としている。

現在、刈羽村ではプル・サーマル導入をめぐって村内で対話集会が開催されており、今後、そうした議論を踏まえて品田宏夫同村長、平山征夫新潟県知事、西川正純柏崎市長の三者会談が開かれることになっている。


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