[原子力産業新聞] 2002年9月5日 第2151号 <2面>

[日本原燃] 再処理試験計画を提出

日本原燃は2日、再処理施設の試験運転全体計画を原子力安全・保安院に提出した。8月30日に保安院から再処理施設の試験運転について、実施前後に必要な対応をとりまとめて報告するよう求められていた。

試験運転は、再処理工場の機能と性能の確認を行うとともに、設備の不適合等の早期発見と是正を目的に行われる。2001年4月からは水・水蒸気による機器単体の作動・機能確認等のため通水作動試験が実施され、今月中旬にも硝酸・有機溶媒等の試薬(化学薬品)を使った機器等の作動確認を行う化学試験が開始される予定。2005年7月の竣工をめざしてウラン溶液を用いた試験を2003年6月に、また使用済み燃料による工場全体の機能・性能確認を行うアクティブ試験を2004年7月を目処に開始の予定だ。日本原燃では、原子力安全・保安部会がまとめた試験運転段階の安全規制の考え方に沿って、不適合事項の改善や教育・訓練、臨界防止等の安全対策の確認、被ばく管理、廃棄物管理等の各項目ごとに安全確保の対応を示した。

保安院では計画の内容を確認することにしている。

同院では、試験運転の計画策定、実施、結果の評価など一連の活動プロセスに着目して試験運転の安全を確認するため、これら活動に関する品質保証も含めて、試験運転に係る事業者の組織、また管理体制等が適切であるか、試験運転計画により確認を行う方針で、全体的な試験運転計画について化学試験を開始する前までにまたウラン試験及びアクティブ試験の各試験運転計画を各試験を開始する前までに、提出するよう求めていた。また、試験運転が施設の不適合を試験運転のできるだけ早期の段階で発見し、是正することも重要な目的の一つなので、同院として試験運転で発見した不適合の取扱いに係る体制・手順について試験運転計画により確認することに加え、試験運転計画に定めた体制・手順に従って処理された不適合について、特に安全機能に係るものに着目して確認する方針。

このため結果について、各試験が終了後、すみやかに同院に報告することを求めている。


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