[原子力産業新聞] 2002年10月3日 第2155号 <2面>

[原子力安全・保安院] 航空機落下確率の評価報告受ける

原子力安全・保安院は9月30日、建設・運転中の原子力発電所を有する電力各社ともんじゅ等の研究炉を有する核燃料サイクル開発機構から、同施設への航空機落下確率の評価報告を受けた。同院では今年7月30日付けで「実用発電用原子炉施設への航空機落下確率の評価について」を定め、既許可の商用炉と研究段階の炉について同内規の評価基準に基づく評価を要請していた。報告では、いずれの原子炉施設も、内規に定められた標準的な手法を用いて評価を行った結果「想定される外部人為事象」として設計上考慮を要しないとしている10のマイナス7乗(回/炉・年)を下回っているという。同院では、今後その内容の妥当性を精査する予定。


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