[原子力産業新聞] 2002年10月17日 第2157号 <3面>

[カナダ] 連邦裁判所、ウラン製錬施設で操業認可取消し判決

カナダの連邦裁判所は9月26日、コジェマ・リソーシズ社が中心となってカナダのサスカチェワン州で操業しているマクリーンレイク・ウラン鉱製錬施設の操業認可を取り消すとの判決を下した。

この訴訟は環境保護団体である「教派共通ウラン委員教育共同組合(ICUCEC)」が、同鉱山の操業を認可したカナダ原子力安全委員会(CNSC)を相手取って起こしていたもの。

同施設の操業認可は99年6月にCNSCが権益の70%を保有するコジェマ社に発給しており、2001年8月には同認可の4年延長を承認していた。しかしICUCEC側は「操業認可は発給の度毎に環境評価を課されるべきだ」と主張して、その取消しを要求。裁判所は「製錬施設の操業に際しては広範囲な環境評価が実施されたが、認可の更新には改めて環境評価の実施が必要」との判断を示すに至った。

コジェマ側は今回の裁定について、「ICUCECが問題視しているのは許認可手続きの方法であって、施設の操業状態そのものではない」と指摘。CNSCとともに控訴の手続きを取る考えであることを明らかにした。

コジェマ社のほかにデニソン・エナジー社およびOURD社が権益を保有する同施設では、年間2300トンのウランを生産。2001年にはISO14001の認定を受けている。


Copyright (C) 2002 JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. All rights Reserved.