[原子力産業新聞] 2002年10月26日 第2158号 <12面>

[原安協] 次世代炉の安全性、来月13日にシンポ開催

原子力安全研究協会は11月13日、「安全性から見る革新的原子力システム」をテーマに、「第14回原安協シンポジウム」を東京都港区六本木のオリベホール(ラビロス六本木8階)で開催する。次世代技術として提案されている革新的な原子力システムの概念を安全確保の考え方を中心に提唱者が紹介するとともに、主として軽水炉の安全確保を念頭に整備されてきた現在の原子力安全規制における安全確保の考え方との整合性や、これらの次世代概念を実現するために安全規制に新しい考え方を導入する必要性、解決すべき課題などについて講演者、会場参加者が意見交換を行う。総合討論の座長は近藤駿介東大教授。

予定されている講演内容は、「高温ガス炉」(伊与久達夫・原研HTTR技術開発室長)、「高速炉サイクルシステム」(丹羽元・サイクル機構FBRサイクル安全設計グループグループリーダー)、加速器駆動未臨界システム(ADS)」(代谷誠治・京都大学原子炉実験所教授)、「AP‐600」(中村隆夫・関西電力原子力事業本部プラント技術ブループマネジャー)、「国際熱核融合実験炉(ITER)」(多田栄介・原研ITER安全設計室長)。

参加費は2000円(予稿集代含む)。参加登録は11月5日まで。問合せは、同協会(電話03‐5470‐1985)まで。


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