[原子力産業新聞] 2002年10月26日 第2158号 <12面>

[原産] 「原子力年鑑」刊行へ

日本原子力産業会議は、「2003年版原子力年鑑」を31日、刊行する。

本書は内外の原子力開発動向を分かりやすく解説したもので、1957年の刊行以来その豊富なデータと資料により関係者から高い評価を得ているわが国唯一の年鑑。日本と世界の原子力開発利用の現状と展望を知る情報源として幅広く活用されている。

なお、今回から関係機関へのリンク集や年表(1895年〜2001年)をCD‐ROMに収録。デジタル時代に即応させたほか、活字も大きくし、より見やすさを追求した。

本書では、特別記事として、計画から20年、岐路に立つ上関原子力立地を取り上げた。現地ルポを通して、原子力立地に横たわる課題を掘り下げた内容となっている。その他、「各国の原子力動向」「エネルギーと環境」「さらなる原子力安全をめざして」「原子力立地と国民合意」「プルトニウムの利用」「次世代炉の開発」「軽水炉の高度化に向けて」「核燃料サイクル」「放射性廃棄物対策」「RI・放射線利用」「原子力産業の現状」‐‐などの各章のほか、資料として原子力用語の略語や、原子力二法人統合に関する基本報告、第35回原産年次大会報告等を掲載した。

B5判、上製本、616頁。別巻CD‐ROM付。定価1万4800円(税・送料別)。申込み・問い合わせは原産・情報調査本部(電話03‐5777‐0754)まで。


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