[原子力産業新聞] 2002年10月26日 第2158号 <2面>

[サイクル機構] ウラン残土控訴審、和解の勧告

核燃料サイクル開発機構と鳥取県東郷町方面(かたも)地区とのウラン残土訴訟で、サイクル機構からの控訴を受けた控訴審の第1回口頭弁論が、広島高等裁判所松江支部で18日が開かれた。

宮本定雄裁判長は和解を視野に協議を進める方針を示し、双方が同意した。

次回以降、弁論準備手続きの中で争点を整理して和解する方向で協議することになった。

宮本裁判長は現実的な解決にむけて和解を提案したもので、ウラン残土をめぐる協議は双方解決策を探る新たな局面を迎えることになる。


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