[原子力産業新聞] 2002年10月31日 第2159号 <1面>

[北朝鮮] 米国に不可侵条約を要求

北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)外務省報道官は25日、国営朝鮮中央通信を通じ、初めて核開発問題について声明を発表、米国との間で不可侵条約を結ぶよう呼びかけた。

声明では1994年に結ばれた米朝枠組合意には、米国が違反したと非難したあと、米国が北朝鮮を「悪の枢軸」国や核兵器による先制攻撃対象国にあげたことで、「米朝共同声明と枠組合意は無効」となり、1992年の韓国・北朝鮮による「朝鮮半島の非核化に関する共同宣言」は「死んだ文書」になったと述べている。

このような背景から、北朝鮮は米国のケリー特使に「主権と生存権を守るために、核兵器だけでなく、より強力ないかなる兵器をも所持する権利がある」と伝えたとしている。その一方で、北朝鮮は核問題を話し合いによって解決する用意があるとし、その条件として米国が、(1)北朝鮮の主権を認める、(2)北朝鮮に対する不可侵を保証する、(3)北朝鮮の経済成長を妨げない‐‐などを求めている。


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