[原子力産業新聞] 2002年10月31日 第2159号 <2面>

[原産] 「広報活動のあり方に関する検討会」、初会合開く

日本原子力産業会議は17日、「広報活動のあり方に関する検討会(委員長 成合英樹筑波大学名誉教授)」第1回会合を、東京港区の東海大学交友会館で開いた。同検討会は、持続可能な社会発展を目指すにあたり、国際的な原子力広報活動のあり方について意見交換を行うため、平成14年度文部科学省委託事業により今回新たに設立されたもの。

今年度の主な活動としては、原子力の地球温暖化問題への貢献の紹介と効果的な国際広報への協力をテーマとして、3月に日本で国際原子力ワークショップを開催するほか、今週からニューデリーで始まるCOP8でIAEA等と協力してワークショップを開催、また、地球環境分野での多国間交渉に影響力を持つ開発途上国へ原子力平和利用に関するミッション派遣を計画している。

第1回会合では第2約束期間以降を視野に入れ、途上国を巻き込みつつ原子力への支持を増やすよう努力するべきとの意見などが出された。


Copyright (C) 2002 JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. All rights Reserved.