[原子力産業新聞] 2002年11月7日 第2160号 <1面>

[叙勲] 西澤会長に勲一端宝章

政府は3日付けで2002年秋の勲章受章者を発表した。

伊原義徳・元原子力委員会委員長代理(元日本原子力研究所理事長、現高輝度光科学研究センター理事長)と、西澤潤一・日本原子力産業会議会長(元東北大学長、現岩手県立大学長=写真)の両氏が勲一等瑞宝章を受章した。

伊原氏は原子力委員会委員長代理等として原子力行政に貢献したとともに、科学技術事務次官等として所管行政の推進に尽力した等として、西澤氏は多年にわたり教育に尽力するとともに電子工学の研究に優れた業績を挙げ学術の発展に貢献した等としての受章となった。

本紙関係ではこのほか、勲二等瑞宝章を平尾泰男・元科学技術庁放射線医学総合研究所長が、勲三等旭日中綬章を原田稔・元科技庁振興局長、安田佳三・元科技庁長官官房長が、勲三等瑞宝章を安成弘・東大名誉教授、幸田英雄・元電源開発副社長、高岡敬展・元科技庁原子力局長、疋田昭・元九州電力副社長、堀内昭雄・元科技庁計画局長がそれぞれ受章。

また、土田浩・元青森県六ヶ所村長が、勲五等双光旭日章を受章した。

近藤次郎氏が文化勲章を受章

政府は、2002年度の文化勲章受章者に近藤次郎・元日本学術会議会長(日本原子力産業会議特別顧問)ら6名を決め、3日、親授式が皇居・宮殿「松の間」で行われた。

近藤氏は、航空宇宙工学・応用数学・環境科学・学術振興の四分野での活躍を評価されての受章。なお文化勲章で複数の業績が対象となったのは、近藤氏が初。


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