[原子力産業新聞] 2002年11月7日 第2160号 <1面>

[日本原燃] 化学試験に着手

日本原燃は1日、青森県六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場(=写真)で「化学試験」を開始した。

再処理工場は運転時、燃料溶解用の硝酸など化学薬品を使用する。このため実際に薬品を使って設備の機能や不具合を調べる試験を開始したもの。

同日、まず試験開始にあたり、計器の機能を確認する試験を手始めに実施。試薬を供給する建屋から低レベル廃液処理建屋に化学薬品(硝酸)を供給し、供給経路にある積算流量計の試験に着手した。

化学試験は2004年7月ぐらいまで実施。来年6月ぐらいからはウランを使った「ウラン試験」を始める計画で、2005年7月の操業開始を目指す。


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