[原子力産業新聞] 2002年11月14日 第2161号 <4面>

[GE横河メディカル] 「LOGIQ5」発売

GE横河メディカルシステムは5日、フルデジタル汎用超音波装置「LOGIQ5(ロジック・ファイブ)」(=写真)を幅広い医療施設を対象に発売すると発表した。

「LOGIQ5」は同社超音波診断装置「LOGIQ」シリーズの中上位機種。最大の特長は、GEが独自開発し、同シリーズの上位機種に導入した新技術「トゥルー・スキャン・アーキテクチャ」を搭載したことで、これにより、画質の向上による精細な診断が可能になるとともに、診断時間短縮など患者の負担軽減、医療機関の経営効率向上にも貢献できるという。腹部、産科婦人科、循環器、血管、泌尿器、小児科など幅広い臨床現場のニーズに対応できる。

今回は既に発売している最上位機種「LOGIQ9」および上位機種「LOGIQ7」に導入したデジタル技術を継承した「LOGIQ5」を加え、超音波診断装置全ラインアップの充実を図った。「LOGIQ5」の販売価格(構成による)は、4500万円。国内で初年度500台の販売を見込んでいる。

新技術「トゥルー・スキャン・アーキテクチャ」は、デジタルデータで保存した患者の画像を診断後に調整、または三次元画像を構築する「トゥルー・アクセス」、診断効率を高めより多くの患者診断を可能にする「スマート・スキャン」、人間工学に基づいた先進のシステムデザインを採用した「コンフォート・スキャン」の3つの要素から構成されており、コンピュータ環境での操作性および機能拡張性を大幅に向上させた。


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