[原子力産業新聞] 2002年11月21日 第2162号 <1面>

[KEDO] 軽水炉建設見直しも

日本、米国、韓国、EUなどで構成する朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)は14日、ニューヨークで理事会を開き、北朝鮮への燃料用重油の供給を12月分から中断することで合意した。現在輸送中の11月分の重油は供給される。また、軽水炉供給など、他のKEDOプロジェクトも見直すとしている。

同理事会は声明で、北朝鮮の核兵器開発計画が「明白かつ深刻な違反」で、関連諸国に対する挑戦だとし、北朝鮮に核兵器開発計画を「即時に、目に見えかつ検証可能な形」で中止するよう求め、今後のKEDOと北朝鮮との関係は、核兵器開発計画中止にかかっていると述べた。そのうえで、KEDOは重油供給について12月分から停止するとし、再開は、北朝鮮が高濃縮ウラン製造計画全面中止に向けて信頼できる行動を取るかどうかにかかっていると述べた。次のKEDO理事会は12月11、12日に開かれ、軽水炉供給等についても話し合われる。


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