[原子力産業新聞] 2002年11月21日 第2162号 <4面>

[日立金属] 長尺磁気シールドシート開発

日立金属は6日、需要が拡大する低磁界用磁気シールドルーム用に、施工性を大幅に向上させたロールタイプ ファインメット磁気シールドシート“MS‐FR”(=写真)を開発し、量産体制を整えたことを発表した。

近年、電子ビーム描画装置、走査型電子顕微鏡、核磁気共鳴装置(MRI)、超伝導量子干渉素子(SQUID)を使った装置などの設備を収容する、低磁界用磁気シールドルームの需要が拡大していることに対応した。従来の磁気シールド材に比べ施工性が向上し、シートサイズも施工時の効率性をあげるだけの長さ100メートルを実現し量産とサンプル対応を開始した。長尺化により施工性が大幅に向上するとともに、大幅なコストダウンも実現したとしている。販売計画は2002年度が1億円、2003年度に5億円、2005年度に10億円としている。


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