[原子力産業新聞] 2002年11月28日 第2163号 <4面>

[島津製作所] 試験装置発売

島津製作所は21日、高さ1140ミリメートルのコンパクトボディでありながら、従来の小型卓上型材料試験機に比べて約20倍の高剛性・高負荷容量で試験が行え、高精度・高い制御能力を持つ小型部品・製品評価用卓上試験機(商品名・EZ Graphシリーズ=写真)を開発し、販売を開始した。

近年、半導体やフラットパネルディスプレイなど電子デバイスやその応用製品における技術進歩はめざましく、ICチップ・パッケージの小型化、基板の実装密度の高密度化が進んでいる。それに伴い、それらの信頼性評価や品質管理を目的とした各種試験が重要視されるようになってきている。これらの試験では、計測・制御する変位量が小さいため、コンパクトでありながら高容量で強度試験ができる高剛性・高精度な試験機が要求されている。

今回発売の同シリーズは、計測・制御する変位量が小さく、かつ高容量で高精度な試験が行われる電子デバイスやその応用製品など小型部品・製品評価に有用な特長として、(1)コンパクトな試験機本体(680ミリメートル(幅)×510ミリメートル(奥行)×1140ミリメートル(高さ))(2)高剛性(42kN/ミリメートル)、高負荷容量(最大10kN)(3)高精度(ロードセル定格の1/1〜1/250において指示値のプラスマイナス1%)(4)高速でデータサンプリングが可能(800/秒)(5)広い速度範囲設定が可能(0・0005〜1000ミリメートル/min) 。また、操作性に関しては「スマートコントローラ」(着脱自在 操作リモコン)により、試験前の治具位置調整が容易ビジュアルで使いやすい操作環境で、音声ナビゲーション機能・PDFファイル機能・ネット送信機能等、高性能かつ豊富な機能を容易に使いこなすことができる。試験対象や試験方法に応じて、豊富なアクセサリー類から適切なものが選べる‐‐といった特長を備えている。

定価は260万円(ロードセル・治具・ソフト 別売)。販売計画は年70台を見込む。


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