[原子力産業新聞] 2002年12月12日 第2165号 <1面>

[原産] 西澤会長が米賞創設叙勲受ける

米国電気電子学会(IEEE)が西澤潤一・日本原子力産業会議会長(岩手県立大学長)の名を冠した「西澤メダル」を創設したことを記念し、また西澤氏の勲一等瑞宝章受章を祝うため、9日夜、東京プリンスホテルで記念祝賀会が開かれ、友人、関係者ら約300名が参加した。この会は、東北大学電気系同窓会ほか9団体が作る「『西澤メダル』創設を記念する会」が主催したもの。尾見孝次・前科学技術政策担当大臣も加わり祝賀の宴を囲んだ。

中学・高等学校の先輩として祝辞に立った那須翔・東京電力相談役は、西澤氏を「マイクロエレクトロニクスの生みの親」と称え、同氏が大電流の交直流変換が可能な半導体を開発するなど、電気事業にも大きな貢献をしたと述べた。

西澤会長は挨拶の中で、「私には多数の敵と少数の熱心な味方がいる」と友人達に感謝、今後も教育改革などに「体を張って」貢献したいと抱負を述べた。


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