[原子力産業新聞] 2002年12月12日 第2165号 <3面>

[EC] コズロドイ原発でピアレビュー

欧州委員会(EC)は先月18日、ブルガリアのコズロドイ原子力発電所(44万キロワットのVVER4基および100万キロワットのVVER2基)でピア・レビューを実施するため専門家調査団を派遣することを承諾した。

これはブルガリアが欧州連合(EU)に加盟するための交渉の中で、同3、4号機(第一世代のVVER)を2006年までに早期閉鎖するという条件についてピア・レビューによる判定を要請したのを受けたもの。ブルガリアとしては、6月に国際原子力機関の派遣団が下した「3、4号機の設計上の欠陥は改善された」との判断が再確認されるよう望んでいる。

3、4号機同様、第一世代のVVERである1、2号機はすでに今年末に閉鎖し、廃止措置を開始することが決まっているが、3、4号機については同国議会が10月に、「EU加盟が許される予定の07年より前に閉鎖すべきでない」とする決議を可決している。


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