[原子力産業新聞] 2002年12月19日 第2166号 <6面>

[文科省] JMTRの漏水で厳重注意

文部科学省は13日、日本原子力研究所の大洗研究所で10日に発生した材料試験炉(JMTR)における圧力計測配管からの水漏れによる原子炉の手動停止に関し、同研究所に対して厳重注意を行った。

漏水検知の信号が出され続けているにもかかわらず、漏水の可能性を前提とした徹底した調査の取り組みがなかったとして、緊張感をもって取組むべき安全管理に問題があったとの厳重注意を行ったもの。

原研は、規制当局からか注意を受けることとなった事態を厳粛に受け止め、注意にもあるとおり徹底した取組みがなされず、安全管理に問題があったことを深く反省するとし、全職員に対して改めて安全管理の徹底を指示し、運転管理の一層の強化に努めることとした。また水漏れに至った配管亀裂の原因等について徹底的に調査し、安全管理の取組みを含む改善策をとりまとめることとした。


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