[原子力産業新聞] 2003年1月7日 第2167号 <1面>

[日本原燃]再処理施設、建設着々と

 日本の核燃料サイクルの根幹となる日本原燃の再処理施設は、建設が着実に進み、昨年十月末で九一%の総合進捗率に達した。操業にむけた設備等の確認のため、昨年十一月から化学試験に着手したところ。

 再処理工場では、操業に備え、「水や空気等」、「化学薬品」、「ウラン」、「使用済燃料」の順に段階的に実際の運転で取り扱うものに近づけて実験を実施していく計画。試験では、機器・設備の作動確認、性能確認、処理能力の確認を行い、節目節目で安全を確認し、二〇〇五年の操業をめざす。


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