[原子力産業新聞] 2003年1月7日 第2167号 <3面>

[英・原子力公社] 廃棄物貯蔵所建設で提携者募集

 英国原子力公社(UKAEA)は先月初旬、スコットランドにあるドーンレイ施設の廃止措置から出る中レベル放射性廃棄物(ILW)の貯蔵施設を建設するため、提携会社を募集すると発表した。

 ドーンレイの廃止作業は二〇二六年から二〇四二年の間に完了すると予想されるため、UKAEAとしては、貯蔵施設の建設を〇五年に開始し、〇八年には完成させたい考えだ。同公社のP・ウェルシュ理事は同施設について、「今すでに存在する廃棄物や今後ドーンレイ・サイトの復帰作業から出る中レベル廃棄物を管理する基盤となるだろう」と指摘。ドーンレイの復帰計画における重要ポイントの一つとして、〇八年の末までには廃棄物の搬入を開始し、政府の解決策が確定するまでの間、廃棄物を安全に保管したいとの見解を明らかにした。


Copyright (C) 2003 JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. All rights Reserved.