[原子力産業新聞] 2003年2月6日 第2172号 <5面>

[経済産業省] 2001年度のエネ需給実績まとめ

経済産業省が1月31日にまとめた2001(平成13)年度のエネルギー需給実績(速報)によると、同年度の最終エネルギー消費は1万5805PJ(PJ=ペタジュールはエネルギーの単位。原油換算100万kl=0.025821PJ「1015J」)で、対前年度比1.1%の減少、一次エネルギー供給に占める石油のシェアが5割を割り込み、49.1%になったことがわかった。

エネルギー起源CO2排出量は1兆1309億トンで、対前年度比2.7%減(90年度に比べて6.3%増)だった。

一次エネルギー供給をみると、2001年度の一次エネルギー総供給は、景気の悪化に伴うエネルギー消費量の大幅な減少を受け、2万2913PJと対前年度比2.6%の減少。エネルギー源別では、石炭が電力向けを中心に対前年度比3.6%と顕著な増加を示す一方、景気の低迷及び暖冬の影響に伴い石油は大幅に減少(マイナス6.3%)。

非化石エネルギー(原子力、水力等)も軒並み減少した。原子力は2879PJで前年度に比べて0.7%の減だった。一次エネルギー供給に占める割合は、12.6%(前年度は12.3%)となっている。


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