[原子力産業新聞] 2003年2月13日 第2173号 <2面>

[北陸電力] 志賀1が熱出力一定運転評価書

 北陸電力は五日、同社の志賀原子力発電所1号機(BWR、54万キロワット)における定格熱出力一定運転実施にともなう健全性評価書を、経済産業省原子力安全・保安院に提出した。

 同社では、@安全性を維持しながらエネルギーの有効利用が図れるA二酸化炭素の排出量を抑え、地球温暖化抑制に貢献出来る――ことから、定格熱出力一定運転の導入を決定。志賀原子力発電所1号機において、蒸気タービンによる原子炉への影響評価、蒸気タービン設備の健全性評価、電気設備の健全性評価を実施。問題のないことが確認されたため、健全性評価書を提出した。

 今後、国による評価書の確認作業が終了後、必要な準備を行い、定格熱出力一定運転を開始する予定。わが国では22基の原子力発電ユニットが、定格熱出力一定運転を行っている。


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