[原子力産業新聞] 2003年2月20日 第2174号 <2面>

[原環センター] HLW処分記録保存で国際会議

原子力環境整備促進・資金管理センターは、1月27、28日、ローマで、高レベル放射性廃棄物地層処分での記録保存の研究に関する国際ワークショップを開催(=写真)、米国、フランスなど欧米十一か国と、国際原子力機関(IAEA)など二国際機関から23名が参加した。このワークショップは、欧米諸国の専門家から我が国の研究成果に対するレビューを受けるとともに、各国における記録保存の現状を把握することを目的として、スウェーデン核燃料廃棄物管理会社(SKB)の協力を得て開催されたもの。

地層処分では、将来の世代に地層処分にかかわる記録をどのように保存してゆくかが、国内外の関係者のの大きな閑心を呼んでいる。ワークショップ初日には、原環センターより炭化ケイ素の板材にレーザーで刻印する新技術を発表、従来の紙やマイクロフィルム等に代わる画期的な記録メディアとして、会議参加者から大きな関心が寄せられた。翌日には各国から記録保存の取組み状況の報告があった。記録保存場所としては、処分サイトに加え、離れた場所にも保存する配慮、国際機関が記録を持つことの有効性など指摘があり、どの機関が記録の責任を持つのがよいかとの議論も行われた。

原環センターは、今回のワークショップの成果を関係者に広<紹介するとともに、今後の研究における課題設定に反映させる意向だ。


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