[原子力産業新聞] 2003年2月20日 第2174号 <4面>

[産業技術総合研究所] MRI装置の感度飛躍的向上に道

産業技術総合研究所は12日、東横化学と共同で、自動化された超偏極キセノンガス製造装置の実用機(=写真)を開発した。産総研特許の技術移転成果のひとつで、東横化学の高純度ガス供給等の技術を導入することで実用化の目処をつけた。先端計測装置(NMR/MRI)の高感度化を可能とする、自動化された超偏極キセノンガス製造装置の実用機を開発したもの。核磁気共鳴信号を約一万倍高感度化することが可能になるという。今後は、さらなる自動化を進め、最終的な「自動化された連続フロー型超偏極希ガス発生装置」として完成させる。


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