[原子力産業新聞] 2003年2月27日 第2175号 <4面>

[日本原子力学会] 「春の年会」、佐世保で

日本原子力学会は3月27日から29日までの3日間、「2003年春の年会」を長崎県佐世保市のアルカスSASEBOで開催する。

同大会では、(1)総論(2)放射線工学と加速器・ビーム科学(3)核分裂工学(4)核燃料サイクルと材料(5)核融合工学(6)保健物理と環境科学――の6分野から878件の応募発表と、招待講演や特別講演、総合講演・報告、部会企画セッション等が行われる。

この中で、光武顕・佐世保市長による「佐世保市百年の歴史」と題した特別講演や総合講演・報告、部会企画セッション等の一部が一般の人々に無料で公開される。

一般公開されるのはこのほか、特別講演「チェルノブイリ事故後の健康影響」(山下俊一氏・長崎大)および以下のセッション。(1)原子力委員会交流セッション「原子力の研究開発と原子力二法人統合の意義」(2)原子力安全委員会交流セッション「原子力安全委員会の現状と今後の展開」(3)東電問題セッション「東電問題の要因―経緯と内容、要因の分析、基本的要因と原子力の今後」(4)標準委員会セッション「BWRにおける過渡的な沸騰遷移後の燃料健全性評価の標準化」。このほか、総合講演・報告の中から「ロシア余剰核兵器解体プルトニウム処分」、「チェインディスカッション(社会・環境部会)が一般公開の予定。

詳細・問合せは、同学会(電話03−3508−1261)まで。


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