[原子力産業新聞] 2003年3月6日 第2176号 <1面>

[原子力委員会] 市民参加懇談会開く

原子力委員会は15日に青森市内の男女共同参画プラザ カダール(青森県青森市新町1−3−7 アウガ5階)で「市民参加懇談会in青森」を開催する。

原子力に対して、国民の信頼を確立するためには、国民に知りたい情報が届いているのかどうかがその大前提となる。そこで核燃料サイクルを含めた日本の原子力に関する最近のさまざまな状況に対して、「どこに問題があるのか」、「徹底的な情報公開とは」、「透明性の確保とは」という観点から、広く意見を聴くのがねらい。

懇談会のテーマは「知りたい情報は届いていますか」−核燃料サイクルを考える。報告とパネル討論、続いて会場参加者から意見を聴く会を予定している。

報告は市民参加懇談会の座長をつとめる木元教子原子力委員が「日本の原子力(核燃料サイクル等)を巡る状況について」をテーマに行う。その後、第二部としてパネルディスカッションを予定。パネリストにはエッセイストの芦野英子氏、東京大学大学院教授の近藤駿介氏、キャスター・ジャーナリストの蟹瀬誠一氏が参加し、進行役を科学ジャーナリストの中村浩美氏がつとめることとになっている。第二部では約二時間にわたり会場参加者から意見を聴く。


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