[原子力産業新聞] 2003年3月27日 第2179号 <1面>

[中国、九州、中部電力] 「総点検で問題なし」、保安院に最終報告

 中国電力は18日、九州電力および中部電力は19日に、原子力発電所自主点検作業の適切性確保に関する総点検報告書(最終報告)を、それぞれ経済産業省原子力安・保安院に提出した。報告のなかで3電力は、自主点検が適切に行われ記録等についても不正行為は認められず、問題はないと結論づけている。

 保安院は昨年10月、原子力事業者に対し、過去十年に遡って自主点検記録の見直しをするとともに、結果を報告するよう要請していた。電力各社は昨年11月に「点検の結果問題なし」とする中間報告を提出しており、今回提出された報告書は、それ以降の調査の結果となる。なお同様の報告書は、北海道、東北、東京、関西、四国および原電が、すでに提出している(2面に報告の概要)。


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