[原子力産業新聞] 2003年3月27日 第2179号 <2面>

[原安技センター] 会長に竹内氏

 原子力安全技術センターは理事会を開き、会長兼理事長を務める中村守孝氏が3月末で退任、4月1日付で竹内榮次氏が後任に就くことを決めた。電力会社出身者が同センターのトップとなるのは初めて。

 竹内氏は67才、昭和35年に東大工学部電気工学科を卒業、中部電力に入社、取締役・浜岡原子力総合事務所長、常務取締役を歴任後、平成9年から14年まで動力炉・核燃料開発事業団10月から、溶接検査等の原子炉規制法にもとづく検査業務の一部を、原子力発電技術機構を引き継いで創設される原子力安全基盤機構に移管する予定。竹内氏はJNC副理事長時に、原研と共同で原子力緊急時支援・研修センターを設立した実績があり、原安技センターで業務・組織変更での手腕が期待されている。


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