[原子力産業新聞] 2003年3月27日 第2179号 <7面>

[電力3社] 廃棄物確認申請を提出

 東京、関西、中国の3電力は20日、海外からのガラス固化体返還のために、事業所外廃棄確認を経済産業省に対し申請した。

 輸入した放射性廃棄物を国内の廃棄物管理施設に廃棄する場合には、原子炉等規制法の規定に従って、廃棄物を輸入し廃棄しようとする原子炉設置者等は、保安のために必要な措置等の遵守について国の「確認」を受けなければならないこととなっている。

 今回の申請はこれに従って行われたもので、2003年度下半期に青森県六ヶ所村にある日本原燃の廃棄物管理施設に搬入を予定する、1991年後半〜2000年前半に仏・コジェマ社により固形化が行われた返還ガラス固化体160本のうち、48本分(東電10本、関電24本、中国電14本)が対象。3社は輸入廃棄物が、基準に適合しているかどうかなどといった必要項目について、申請を行った。

 なお、今回申請されなかった残り112本については、準備が整いしだい申請する予定という。


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