[原子力産業新聞] 2003年4月3日 第2180号 <2面>

[電気学会] 公開討論会開催へ

 電気学会は今月9日午後2時から原子力発電の安全性を考える公開討論会「原子力発電と核燃料サイクルにおける工学的安全性について」を東京都千代田区平河町の都道府県会館で開催する。

 同学会では、今回の「もんじゅ裁判」を機に原子力発電の工学的安全性の問題を中心として「巨大システムにおける工学的安全性」について率直な議論を行うことの必要性から同討論会を企画したもので、技術的な論点を中心に多面的に討論を行う。司会には東京大学の桂井誠教授、パネリストには薦田康久・原子力安全・保安院審議官、永田敬・サイクル機構国際技術センター長、山地憲治・東大教授、佐藤一男・原安協理事長、辻篤子・朝日新聞企画報道部デスクを予定。また、パネル討論に入る前に@原子力発電と核燃料サイクルの安全性(含む「高速増殖炉」)A高速増殖炉における工学的安全性B「もんじゅ」裁判と工学的安全性――と題した講演を行う。

 同討論会は一般の人も参加可能で、参加費は無料。問合せは同学会(電話03−3221−7312)まで。


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