[原子力産業新聞] 2003年4月3日 第2180号 <6面>

[運転速報] 02年度利用率は73.4%

 日本原子力産業会議の調べによると、2002年度のわが国原子力発電所(「ふげん」含む)の平均設備利用率は73.4%、時間稼働率は74.0%となり、前年度と比べそれぞれ6.6ポイント、5.5ポイントの下落となった。1995年度以来、日本の原子力発電所の年度平均利用率は80%を上回っており、近年では、1990年度の72.7%に次ぐ、12年来の低利用率となった。

99.2%の高利用率を保ったものの、BWRは29.5%と、先月の38.9%を下回った。これは、福島第一2号機、柏崎刈羽5、6号機などが新たに定検や検査で停止したことによるもの。

 ATR「ふげん」(=写真)が29日、1978年3月20日の臨界以来、25年間の運転を終了し、停止した。今後は廃止措置技術の開発を行っていく予定。4月以降は、わが国で運転中の原子力発電所はPWRとBWRのみとなる。

 米国原子力エネルギー協会(NEI)の調べによると、2002年(暦年)の米国の原発設備利用率(グロス)は88.3%(昨年より2.3ポイント増)で主要先進国中最も高く、次いでドイツ(83.3%)、日本(77.5%)と続く(=右表参照)。世界の平均設備利用率は77.6%で、昨年を3.7ポイント上回った。


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