[原子力産業新聞] 2003年4月10日 第2181号 <2面>

[東京電力] リサイクル燃料備蓄センター 「立地は技術的に可能」

 東京電力は3日、計画している「リサイクル燃料備蓄センター」について関根浜港周辺地域を対象とした立地可能性調査をまとめて地元のむつ市に報告した。

 調査の項目としては、「気象」「地盤」「水理」「地震」「社会環境(文献調査のみ)」「その他(動植物、景観など)」の6項目で、それぞれ、センター立地に問題ないことを確認し、総じて立地は技術的に可能としている。

 立地可能性調査により得られたデータにもとづき評価をおこなった結果、施設の立地に支障となる活断層や火山がみられないこと、施設の支持層となり得る地層が存在することなど、実施した6項目すべての調査において施設の立地に支障となる技術的データがないことを確認したとしている。

したがって、「むつ市関根浜港周辺地域において「リサイクル燃料備蓄センター」を建設することは、技術的に可能であると判断する」との総合評価をまとめたもの。


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