[原子力産業新聞] 2003年4月10日 第2181号 <3面>

[パキスタン] 2号機の建設で覚書 中国と

 パキスタン原子力委員会(PAEC)は3月26日、チャシュマ原子力発電所(CHASNUPP)で2号機を建設する計画について中国から支援を得る了解覚書(MOU)を締結したことを明らかにした。

 パキスタンはすでに2000年9月に運開した同1号機(32万5000キロワット、PWR)の建設でも中国核工業集団公司(CNNC)の協力を受けており、同2号機についても1号機と同型炉の設計採用を検討している。

 同国ではチャスナップのほかに、カナダから導入したカラチ原子力発電所(KANUPP)(13万7000キロワット、CANDU)が72年から稼動中。昨年九月にPAECは、チャシュマ2号機を含めて二基の新規原子炉建設を計画していることを明らかにしていた。


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