[原子力産業新聞] 2003年4月10日 第2181号 <3面>

[ドイツ] ブルンスビュッテル原発、再併入

 ドイツのハンブルク電力(HEW)社は3月25日、同社が所有するブルンスビュッテル原子力発電所(80万6000キロワット、BWR)が1年以上の停止期間を経て再び国内の送電網に接続されたと発表した。

 同発電所では2001年12月に圧力容器近くの補助冷却配管が放射線分解ガスの蓄積による小規模の水素爆発で破断。昨年2月18日から運転を停止していた。HEWはその後徹底した内部調査により原因を究明し、今後同様の事象が発生しないよう一連の特別対策を取ったほか、安全運転上重要な配管でも特別検査を実施したと強調。このほど地元シュレスビッヒ・ホルシュタイン州の原子力規制当局から運転再開の認可が下りたと説明している。


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