[原子力産業新聞] 2003年4月10日 第2181号 <7面>

[文部科学省] RI不適切管理で 埼玉医大に厳重注意

 文部科学省は3月28、31日、放射性同位元素使用施設である埼玉医科大学ゲノム医学研究センターにおいて、不適切な安全管理がなされているとの情報提供を受け、「放射線障害防止法」に基づき、同日午前九時から同施設に対して立入検査を実施した。

 その結果、放射線業務従事者として登録されていない者が管理区域に入って作業を行ったなど不適切な管理が判明したため、今月2日に文書をもって、同省から同医大に対して厳重注意した。また所要の改善を行うよう求めた。今回の件で周辺環境への影響はなかったという。

 埼玉医科大学 ゲノム医学研究センター(埼玉県日高市大字山根字稲荷山1397番1)は放射線障害防止法に基づく使用の許可 を2001年の9月3日に取得して、DNA、タンパク質の研究に放射性同位元素を活用している。


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