[原子力産業新聞] 2003年4月17日 第2182号 <2面>

[東京電力] 東電、原子力発電所全て停止

東京電力の原子力発電所は15日までに全基が停止した。14日以降1基のみ稼働していた福島第一原子力発電所6号機(BWR、出力110万キロワット)が、同日からプラントを停止したもので、同6号機は準備を整えた上で、格納容器漏えい率検査を実施する。

これにより、同社の保有する原子力発電プラント17基(合計1730万8000キロワット)全てが停止した。

東京電力は14日に、福島第二原子力発電所2号機(BWR、出力110万キロワット)の定期検査を開始し、以降、福島第一原子力発電所6号機のみが運転中となっていた。福島第二・2号機は、昨年9月3日に燃料漏えいのための原子炉を主導手動停止した後、自主的にシュラウドの点検等を実施してきたがこのほど準備が整ったことから定検入りしたもの。


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