[原子力産業新聞] 2003年4月17日 第2182号 <3面>

[英・BNFL] コールダーホール1を閉鎖

英原子燃料会社(BNFL)は3月31日、約47年間操業したコールダーホール原子力発電所(=写真)1号機(6万キロワット、GCR)を閉鎖した。

カンブリア地方のセラフィールドに立地する同発電所は英国の原子力開発におけるパイオニア的存在。政府の原子力施設検査局(NII)は96年7月に、同発電所の運転をさらに10年延長することに同意していたが、近年の電力価格の下落、小容量にも拘わらず諸経費がかさむことなどからBNFLでは当初予定より早い閉鎖を決めたとしている。

なおBNFLは、同発電所の姉妹発電所でスコットランドにあるチャペルクロス原子力発電所(各6万キロワット、GCR6基)も、08年に予定していた閉鎖時期を05年3月に早めることを決定している。


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